某A社の実態とは
2017/01/10
資金持ち逃げした某A社の実態
某A社とはどのような会社だったのか?
投資システムの開発・販売業者だったようです。
自社で開発した自動売買システム(EA)をインターネットを使い販売していた。
現在は某A社のサイトは閉鎖されており、検索しても、某A社の情報を観ることはできない。
某A社の所在地は東京だったらしいが現在、会社の痕跡は無くなっているらしく、また、『そもそもその場所に会社なんて無い』という証言もあるそうですから、どうやら会社情報はデタラメだったようですね。
では、某A社が提供していたシステムとはどのようなものだったのか。
Wという自動売買システムを利用者に提供していたようです。このシステムは、日本株やFXなど、その時々で最適な投資先を自動的に検出して取引する、というものだそうです。
利用開始当初は、どんな投資先に投資し、どれだけの資金を投資したのか、またその運用結果がどうだったのかを、全て公式サイトで確認できたらしいです。また1口5千円と少額利用も可能だったこともあり試しに数口単位で利用した方が多かったそうです。
某A社の運用実績はどうだったのだろう
某A社の運用システムには3つのパターンがあったそうです。
利用者の一人Hさんは9月下旬から運用を開始し、実際、様子見で入金した4万円は2週間後には28万円に増えていたそうです。翌月に6万円を追加投資し、合計10万円の運用資金は11月末には120万円に増えたといいます。そこでHさんが出金申請すると、担当者から「契約上、運用開始から90日間は出金できません」と断られたそうな。
ところが昨年の12月6日、何時も通り口座確認しようとサイトを開くと、なぜかサイトが開かない。
実はこの日、Hさんだけではなく、某A社のシステムを利用していた全ての投資家達が同様に資金を持ち逃げされていたそうです。その被害者数は延べ数百人は居るそうですよ。
自称プロ投資家M氏の黒い闇
なぜ、このどこにでもありそうなシステムを数百人もの個人投資家が利用したのでしょうか。
ある一人の人物の存在がありました。その人物こそが自称プロ投資家M氏。
このM氏が某A社のシステムを使ってお金を増やしていると吹聴しながら、某A社のシステムやサービス情報を拡散していった。
投資家の気持ちに寄り添う発言を繰り返し、多くの読者の心を掴んでいた模様です。
被害に遭った方達は口々に「Mさんを信用していた」と言っているそうです。
ところがどっこい、なんとM氏は某A社の代表と同一人物だという事実が発覚したそうなんです。
M氏は某A社の代表取締役でありながら偽名を使い一利用者を装い、読者に向かって自社のサービスを推奨していたとか。いわゆるなりすましという手法で投資家を集めていたのだそうです。
M氏という人物は、資金を集めるためにでっち上げた架空の人物であり、彼の話や提案は全てお金を騙し取るためのものだったのです。
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